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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第414回 考え方が違う夫とは心の距離ができやすい。何かすべきか。

Q 結婚して21年になるMさんは、4人家族であるが、娘2人のうち、1人が留学しているので、現在は3人で暮らしている。日々の家庭生活の中で、Mさんの関心はほとんど、娘のことや自分のやりたいことに向き、夫とのやり取りは少なく、素っ気なくなりがちだ。Mさん自身やりたいことが一杯あり、夫とは性格や人生観がずいぶん違うこともあって、それぞれの人生を生きるようになってしまった。険悪な仲というわけではないが、心理的に距離があるのだ。このまま、現状維持でよいだろうか。それとも、何か考えるべきことがあるだろうか。タロットで見ることにした。

                                                                                                                                                                                                                               M・Mさん 50代 東京

 

A

(1)現状
  現状
①現状には「力」Rが出た。Mさんは、少女が自分で、獅子が夫であると思った。獅子(夫)は少女を見上げ寄り添っているのに、自分は蜂(自分のやりたいこと・自分が好きで学んでいる精神的な世界)を見ていて、夫の方を向いていない。Mさんは、2人の現状をよくあらわしていると思った。夫はぶっきらぼうで、はっきり言わないが、内心では、Mさんにもっと関心を向けてもらいたいと思っているようだ。本当は、Mさんが思っている以上に、夫は寂しがり屋なのかもしれない。 (2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「神の家」である。Mさんは、右上から建物に勢いよく降り注ぐエネルギーに目を留めて、自分が探求している精神的な教えを迎え入れようとしているように思った。夫とMさんは、それぞれ全く別の方向を見ているが、レンガの建物はしっかり積み上がっていることから、自分の勉強は家庭生活を築くことにも活きているようだ。正立で出たカードを見たMさんは、そのことが嬉しかった。 (3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「運命の輪」。動物たちはそれぞれ別な方向を見ているが、1つの輪で繋がっている。Mさんは、カードを見ているうちに、思いや考えが違っても、縁あって家庭を築き、人生を紡いでいく運命共同体が家族なのだと思えてきて、距離感のあった夫に対してのモヤモヤも吹っ切れる気がした。 (4)
   経緯    現状    展望
 
     (4)
④「力」Rの対策カードは「太陽」が出た。Mさんは、カードに描かれた2人の姿を見て、恋人や夫婦というより、同志のようだと思った。右側の白い石の上にいるのが自分で、左側のまだしっぽを残しているのが夫である。2人はパートナーなのだから、Mさんが精神的な学びで得たことを、より自然な形で、Mさんから夫と共有できるようになれば、今までとは違う新しいレンガを積み重ねられると気づいた。足元には水があるので、いつの間にか浸透していくような感化力がポイントになりそうだ。 アドバイスカードは「悪魔」である。Mさんは、今のまま、緩くつながっていていいと思った。自分の学んでいることを、自分の中でゆっくり熟成させ、それを日々の生活の中に活かしていこうと思った。 前回のケーススタディ (第201回~最新号) (第82回~第200回)