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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

タロット中級:隠者コース

パスワーキング
L'HERMITE 72

カバラーとタロットは密接な関わりをもっています。特に「生命の木」において、10のセフィロートを相互に結ぶ22のパス(小径)には大アルカナの22枚が配当されています。米英ではケテルからコクマーにいたる小径に愚者を割り当て、以下、仕事師、斎宮…、世界と下降して行きますが、この順ですと、愚者が仕事師、斎宮…、世界の順で意識の向上を図って行くタロットと整合性をもてなくなります。

そこでこのコースではマルセイユ・タロットの伝統に戻って、マルクトからイエソドに至る小径に愚者を割り当て、仕事師、斎宮…、世界の順で生命の木を上昇してゆく形に配当します。大アルカナ1枚にたっぷり1時間を割き、そのカードの秘教的意味を探求するとともに「生命の木」における位置づけを明らかにした上で、パスワーキングに入ります。

パスワーキングは魔法です

パスワーキングとは、カバラーの「生命の木」に沿って、この世の現実(マルクト)の認識から出発し、絶対神(ケテル)の意識にまで到達することを目指す瞑想体系です。これは西洋では久しく「魔法」と呼ばれておりました。パスワーキングを通して、あなたは空を飛んだり、天使に会ったり、英雄になったり、これまでファンタジーの世界でしか体験できなかった魔法を、現実に、つぶさに、内的に体験します。

ファンタジーでは作者の創作した主人公の行動をたどることしかできませんが、パスワーキングでは、あなたが主人公になって、人生を賭けたのっぴきならない決断をしなければなりません。その決意は無意識裡に深く刻み込まれて、その後の人生に大きく影響を与えるようになります。つまりパスワーキングはあなたに人から神へ「変容」を促す通路となるのです。

名前を貰う

パスワーキングの中で、あなたは22人のタロットの霊たちに出会います。彼らは数千年、霊界に生きている実在(エンティティ)で、特有な人格と智慧と意思をもっています。名前を名乗りあって、相手の名前を知ることができると、以降はその名前でいつでも相手を呼び出すことができるようになります。いつでも呼べば応えくれる、22人の霊的な友人ができるといってよいでしょう。もちろん、そうなるためにはタロットの霊とコンタクトする訓練が必要です。>この隠者コースではその訓練の仕方を教えるとともに、毎回、実地訓練を行います。

多くの人々にとって、タロットは占いの道具だと考えられてきました。それで間違いではありませんが、パスワーキングを体験すれば、タロットは本来、占いではなく、人を神に導く霊的向上の道として作られたものであるという とが理解できるでしょう。

講師

大沼 忠弘

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