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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

ケーススタディ188

最新のケーススタディ 2013年6月10日号 掲載

Q. Kさんは、実家の家族が苦手である。Kさんが生まれ育ったのは4人家族で、Kさんは次女である。Kさんにとって、父は小さいころから絶対的な怖い存在。その父親の意向を受けた母も子供には厳しく、長女としての自覚を早くから持っていた姉は、しっかり者だった。万事控えめなKさんは、強い家族に押され気味で、ずっと「自分だけ異質、一人浮いている。」と感じてきた。この思いは結婚して、子供ができてからも変わらず、今も引きずっている。怖かった親も年を取り、夫の海外赴任で永らく日本を離れていたこともあって、余計に親孝行しなければ、との義務感から、実家に顔を出す努力はしている。でも、心の中では、「ああ、憂鬱。行きたくないなあ」と葛藤が始まる。こんな状態を続けるのがいいはずはない。どうしたらいいだろう。                         
                                                 (E・Kさん 40代 東京

A.(1)

 現状
 
現在、父親は軽い病気で入院のため、母親は一人暮らしをしている。年老いた両親を前に、Kさんは親の世話をしなければ!と自分に言い聞かせる。夫の仕事のため、11年間も海外にいて、何もできなかったので、これからは親孝行すべきだ!との思いも強い。そんな健気なKさんの献身が「節制」カードにはよくあらわれている。正立なので、Kさんの努力はちゃんとご両親の心に届いているようだ。

(2)
 経緯 現状
 
「戦車」は頑張って実家に通うKさんである。苦手であっても、両親が健在なうちに、親孝行するのが娘の務め。Kさんは自分の気持ちを鼓舞して、実家に足を運ぶようにしてきた。Kさんが実家に苦手意識を感じているだけで、両親はKさんがそう感じてきたことなど知る由もない。そんな事情もわかるKさんは、自分の「憂鬱だなあ」という気持ちを出さずに、とるべき姿勢を取ってきた。カードは正立なので、Kさんの取り組み方は正解である。

(3)  
経緯 現状 展望
     
著しいバランスの悪さを感じていたこれまでを考えると、展望は明るい。均衡のとれた関係を示唆する「正義」が正立で出ているからである。今は苦しく、本音としては逃げたい気分だが、冷静にこの問題を直視する覚悟を決めれば、両親ともよい関係が作れそうである。実家での居心地の悪さは自分だけが感じている問題なので、自分次第で何とかなるのだと、Kさんは思い至る。

(4)
 (4)  経緯 現状 展望
       
「戦車」の注目カ―ド「女帝」Rは、過去に引きずられているKさんである。大人になり、子供を持つ親になっても、実家に行けば、威圧感を感じて、つい萎縮してしまう。表面的にうまく取り繕っているようでも、子供のころと同じ。自分の娘はおじいちゃん、おばあちゃんが大好きで、いつも楽しそうにしている。娘と一緒だとずっと楽だが、輪に入って楽しむことはできない。「女帝」は逆向きなので、Kさんはやはり自分の問題かと思う。

(5)
  (5)   (4) 経緯 現状 展望
         
「女帝」RがKさんだとすれば、注目カードの「運命の輪」は、同じ輪につながる家族3人である。Kさんが感じていたように、両親も姉も皆、強い人だが、3人は一体感があり、いい関係が築けているようだ。それを横目で見ながら、「自分だけ浮いているなあ」とため息をつくのがKさんである。

(6)
   (5)    (4) 経緯 現状 展望
         
         
     (6)      
「女帝」Rの対策カードは「宙吊り」で、カードはKさんに発想の転換を促す。ちょうど仕事を見つけたいと考えていたところだ。タロットで自分の周りにいる人の心を楽にしてあげたいと思って、タロットの勉強も始めたところだ。仕事でもタロットでも、人の役に立てることができるようになったら、Kさんは大いに変わるに違いない。人の役に立つ喜びは、その人に自信を与える。自分に自信が持てるようになれば、考え方も行動も積極的になり、雰囲気にあらわれて来る。それができたときには、実家の家族への苦手意識も自分の心から消えるに違いない。

アドバイスカードも「戦車」である。自信にあふれ、自分の選ぶ道を突き進んで行くこと。こんな自分を目指せばいい。最近、始めたタロットも、「戦車」になる自分を後押ししてくれると確信できた

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