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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

ケーススタディ176

最新のケーススタディ 2012年12月10日号 掲載

Q. 現在、Kさんは自宅の近くにできたスポーツジムに一週間に一度のペースで通っている。以前、勤務先の近くのジムの会員になったときは全然続かなかったのに、2年半前から通いだしたジムは、自宅から歩いて行ける手軽さもあってずっと続いている。最近、インストラクターが、「Kさんもマラソン大会に参加しませんか。ゆっくり走ればいいんだから。」と声をかけてくれた。また、ゴルフに熱心な別の会員が、「なかなか100が切れないけれど楽しいわよ。一緒に行きましょうよ。」と誘ってくれる。今まで、Kさんは漠然と健康を考えてスポーツをしてきただけだが、周囲の人は皆、自分なりに目標を持ってトレーニングし、イベントへの参加を大いに楽しんでいる。仲間に刺激を受けたKさんも、健康のためという実利だけでなく、来年はイベントに参加しようかと思い始めている。タロットのアドバイスはどうだろうか。           (I・Kさん 50代 東京)


A.(1)

 現状
 
現状は「神の家」R。この建物はスポーツジムに違いない。ジム通いだけでは行き詰ると言われているようだ。自分が何を作り上げたいのかはっきりしないので、トレーニングに向ける気持ちが積み上がっていかないKさん。とにかく衰えた体力を取り戻したい!と思ってジムに通い、体力はアップした。しかし、タロットは漫然とやり続けるだけでは問題だと指摘する。ビジョンや目的・設計図なしでレンガを積み上げるだけでは、家ができないように、スポーツも明確な目標や計画性がないとうまくいかないということだ。うすうす感じていたことなので、Kさんも大いに納得する。

(2)
 経緯 現状
   
経緯は「愚者」である。Kさんが体力向上のためにスポーツをやり始めたことは正解だったことがわかる。赤い杖と足元の丸い球が目を引くが、以前、ゴルフの手ほどきを受けたことのあるKさんにとっては、まさにゴルフクラブとボールである。友人に誘われてほんの少しやっただけであるが、カードが正立であるところから見ると、ゴルフと出会ったことも良かったようである。

(3)  
経緯 現状 展望
     
展望は「隠者」で、ここでも「愚者」と同じ赤い杖が登場する。杖といえば、やはりマラソンよりゴルフだ。ゴルフは芝生の上をゆっくり歩きながらするので、これからの年齢を考えると参加しやすい。中高年だけのシニア大会とかグランドシニア大会に参加した人の話を聞いたこともあるKさんは、「隠者」の絵柄から、来年は親しくなったジムの仲間とクラブを持って出かけるのもいいなあと思った。

(4)
経緯 現状 展望
     
     
    (4)  
「神の家」Rの対策カードは「戦車」となった。普段電車を利用するKさんは、荷物が多く交通の便の少ないところへ行く時に車を使うので、この絵柄からは、トランクにクラブを詰めて郊外に出かけるゴルフのイメージが出てくる。ひょっとしたら、「戦車」の乗り物はゴルフ場で乗るカートかもしれない。いずれにしても、タロットはスポーツジムだけでなくもっと外に出ることを勧めている。

(5)
経緯 現状 展望
     
   
   (5)    (4)
「戦車」の注目カードは「審判」で、人々が集まって何かを見上げている。Kさんが仰ぎ見るものはまず目標であろう。目標があって、その目標を共有する仲間がともに楽しみ、成果を出した人をみんなで讃える。・・・こういう楽しみ方を取り入れれば、ジムでのトレーニングにもやりがいを感じ、仲間との交流も広がる。そのうちにスコアや大会の入賞を目標にできるかもしれない。

これまで、目標を持ってスポーツすることを堅苦しく考えすぎていたかもしれない。カードの展開を見て、トレーニングと楽しい目標を結びつけてやるのもいいと思えたKさん。来年はゴルフの誘いには積極的に行こうと決めた。仲間と楽しむことをモットーに!


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