イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。
ケーススタディ17３
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最新のケーススタディ 2012年10月25日号 掲載
Q. Ｏさんのもとへ高校時代からの友人がリーディングを依頼してきた。友人Ａさんには幼稚園に通う長男がいる。初産があまりにもスムーズに行ったため、第二子を設けることも楽に考えていたが、実際にはかなり苦労しての第二子妊娠であった。妊娠が分かった春には喜びの日々であったのに、ゴールデンウィークの沖縄旅行から戻ってきて検診に行ったら、心音が聞こえないという医師からの診断。Ａさんが受けたショックは大きかった。ご主人は出張が多く、Ａさんはこの件について十分話せないでいる。幼稚園のお母さん仲間にも、いつも聞き役で自分のことはあまり言わないせいか、明かしていない。お母さん仲間が話す子供の話題を聞くたびに、「自分に非があったのではないか？もう妊娠できないのではないか？」と自分を責めてしまうＡさん。「自分は大丈夫だろうか。第二子は持てるだろうか？」を相談したくて、親友であるタロットリーダーＯさんのところへやってきた。（Ｍ・Ａさん 30代 埼玉）
現状は「太陽」が出た。Ａさんが心から第二子を待ち望んでいることがよくあらわれている。子供を持つことはＡさんの人生にとって生き甲斐であり、最大の関心事なのである。Ａさんの長男も弟の誕生を歓迎し、お兄ちゃんになる喜びを感じていたに違いない。
（2）
経緯は「星」で、このカードにもＡさんの妊娠の喜びがあらわれている。妊娠のためにかなり努力をしてきただけに、妊娠が分かった時、本当にうれしかったのだ。新たな命の母親になれる充実感が溢れている。
(3) 展望
展望は「正義」。感情に引きずられることなく、冷静に事態を正面から見つめるＡさんである。今はまだ、心の傷が癒えないかもしれない。また、幼稚園に行けばお母さん仲間が繰り広げる子供に関する話を聞いて、動揺したり、自分を責めたり、不安に思ったりするかもしれない。しかし、展望が示すＡさんは、周囲の人たちが言うことに煽られず、他人の尺度で自分を測ることなく、自分自身を取り戻したＡさんである。
（４）
「星」の注目カードは「審判」」Ｒであった。やっと妊娠でき待望の第二子が授かると思ったのもつかの間、新たな家族誕生とはならなかった。心音が聞こえないという医師からの告知が、Ａさんの心に無情に響き渡り、その時点で第二子が断たれた経緯があらわれている。
（５）
「審判」Ｒの対策カードは「隠者」となった。対策カードは、第二子を持ち損なったことに対し、「隠者」のようでありなさいと語る。人里離れたところにいて内省的な「隠者」は、自分の内側に持つ智慧に従って行動する人である。カードは俗世間の中で飛び交う身勝手なそれぞれの人の言い分に振り回されず、思慮深さでもって対処するようＡさんに勧めている。
（６）
「隠者」の注目カードは「宙吊り」が出た。「宙吊り」は、Ａさんに「僕のように逆さになって見るようにしてごらん。世界が全く違って見えるよ。」と言わんばかりである。Ａさんは視点を変えることで、心にゆとりを持てるようにするとよい。心が静まってくると、自分のあり方も見えるようになり、他人と比較して思いつめることもなくなるだろう。
リーディングを進めるうちに、Ａさんの目からは涙があふれた。高校時代からＡさんを知るＯさんも涙した。辛いことがあっても心の内に秘めて我慢してきたＡさんにとって、タロットのリーディングは大きな癒しと希望を与えてくれたようだ。展開の中には、Ａさんの強い思いを反映するかのように、妊娠や子供をあらわすカードが何枚も出ている。心の中のざわめきが収まった時、待望の第二子はＡさんの元にやってくるに違いない。
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A.
（1）
| 現状 |
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（2）
| 経緯 | 現状 |
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(3) 展望
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（４）
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（５）
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（６）
| （４） | 経緯 | 現状 | 展望 | |
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| （６） | （５） |
リーディングを進めるうちに、Ａさんの目からは涙があふれた。高校時代からＡさんを知るＯさんも涙した。辛いことがあっても心の内に秘めて我慢してきたＡさんにとって、タロットのリーディングは大きな癒しと希望を与えてくれたようだ。展開の中には、Ａさんの強い思いを反映するかのように、妊娠や子供をあらわすカードが何枚も出ている。心の中のざわめきが収まった時、待望の第二子はＡさんの元にやってくるに違いない。
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