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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第412回 学んだことを復習しようと思うが、うまくできない。

Q

Kさんは、昨年からタロットやアストロロジーを学び始めた。実際に学び始めて、興味がどんどん湧き、知らなかった世界を知る楽しさと、もっとその先を探求したい気持ちから、夢中で突き進んできた。今では、こうした機会に恵まれたことを喜ぶと同時に、だからこそ、学んだことをもっと復習して、修得したいと思っている。しかし、日々の生活の中で、なかなか学びに時間を取ることができない。家事や仕事に忙しく、手が空いた時は、つい携帯やテレビを見て過ごしてしまい、罪悪感から気持ちが凹んでしまう。どうすれば時間を取ることができるのか、どんな工夫をするとよいのか、タロットを展開することにした。

                                                                                                                                                                                                                               M・Kさん 30代 神奈川

 

A

(1)現状
  現状
①現状に出たのは「13」Rである。Kさんは、鎌の刃のすぐそばにある手に注目した。やりたいのに、できない、しっかり復習したいと思うのに、ついやりそびれてしまう、そんな葛藤で苦しみもがいている手に感じられた。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯に出たのは「正義」R。Kさんは、カードを見て、思い当たることがいくつもあった。これまでの自分は、何かあると、やるのか、やらないのか、いつも自分に判断を迫って、剣を突きつけてきた気がする。自分のソウルカードということもあり、まじめにしっかり取り組むことをよしとする、うやむや・あいまいにしない几帳面な性格が、過剰になって、自分で自分を追い詰めてしまっていたと反省した。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「教皇」で、絵柄からは、教室で、仲間と一緒に学ぶ光景が浮かび上がる。Kさんは、自宅で一人机に向かう姿と対照的であることに気づいた。「教皇」は正立である。こうした環境は、自分と違う性格の人からの刺激や気づきも得られ、多角的な学習ができるので、学び方として自分に合っているのだろう。

(4)
   経緯    現状    展望
     (4)
④「13」Rの対策カードは「宙吊り」となった。この人物は、逆さになった姿で何を示唆しているのだろうか。復習の時間を取るためのやり方を工夫すること?と思いかけたが、足の形に目を留めたKさんは、はっとした。足の形は木星記号のように見えることから、木星のように、大きく広がるおおらかな気持ちで受け止めてみたらよいのではと、思えてきた。今まで、時間を取らなければ!やらなければ!ということばかりに意識が向いていたが、もっと自分の気持ちを緩めていいのだ、というより、自分の気持ちを緩めるほうがうまくいくのだと思い至った。

(5)
   経緯    現状    展望
   
     (5)       (4)
⑤「正義」Rの対策カードは「愚者」。目標に向かって歩き出した自分の姿であるが、愚者の表情は楽しそうで、歩き方もゆったりしている。「正義」Rの思い詰めた表情や、やらなければ!といった厳しさと対照的である。ここでも、もっと肩の力を抜き、道中を楽しみながら、ゆっくり進みなさいとの声が聞こえてくる。

(6)
   経緯    現状     展望      (6)
   
     (5)       (4)
⑥「教皇」の注目カードは「力」Rで、Kさんは、獅子と蜂に目を留めた。力の少女はKさん自身である。少女は蜂と目が合っているが、獅子には目を向けていないことから、自分がすべきことはわかっているのに、やはり、いざとなると自分の中の獅子(内面)のコントロールには苦戦しそうだ。

(7)
   経緯    現状     展望      (6)
     
     (5)       (4)       (7)
⑦「力」Rの対策カードは「悪魔」である。Kさんは、松明と小悪魔が繫がれたロープを見て、いつも偽物の松明(携帯やテレビのこと)に吸い寄せられてしまうが、よくみると繋がれているロープはゆるく、本当は自分で抜け出せることはできるのだと思った。やらなければ!と思うから、力が入りすぎて抜け出せなくなってしまう。それよりも、自分の中にはロープを外す力がある、自分がその気になればいつでもできると思えるなら、ずっと容易にできるに違いない。Kさんは、一連のリーディングから、そうした確信は、心がおおらかで晴れやかな時に持てるものだと、しみじみ思った。

アドバイスカードは「皇帝」で、いつも見守ってくれている夫に見えた。Kさんの夫は、Kさんと正反対で、いつもゆったり、のんびりとしておおらかな性格である。生真面目さから、つい、やらなければ!と自分を追い詰めがちであるが、夫のようにもう少しおおらかに物事を受け止めたいと思った。勉強も、心の在り方が大きいと納得。

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