本文へスキップ

イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第329回 新居探しで、勧められた物件を見送ったが、よかったか。

Q.

Kさん夫婦は、結婚後、賃貸住まいをしてきたが、新生活も落ち着き、そろそろ定住を考え、新居を探そうということになった。早速、夫婦二人で不動産会社に行ったところ、担当者に熱心に勧められた物件があった。その物件は公開される直前で、担当者は、「こんなにいい物件は滅多に出ないですよ。公開すれば、すぐ買い手がつく超優良物件です」と言いながら、現地見学に同行して、多くの良い点や利点を聞かせてくれた。あまりの好条件に飛びついてもおかしくない話であったが、二人とも近くの建物や周囲の雰囲気がピンと来ず、結局、その物件は見送った。「物件公開期日が迫っているので、すぐに決めてほしい」と急かされたことへの違和感も、見送った理由の一つであった。少し時間が経ち、ふとその時のことを思い出したKさんは、あの時の判断でよかったのかどうか、タロットに聞いてみたくなり、カードを展開することにし。

 

K・Kさん 40代 神奈川

A.

(1)
現状
①現状は「13」が出た。Kさんは、絵柄を見るなり、大きな鎌を持った人物が自分、黒い土の中にいる人は不動産会社の営業マン、バラバラになった手や足は、営業マンが熱心に取り上げ、強調した良い点や利点をあらわしていると、直感した。営業マンの話は、その物件のメリットばかりで、よさそうに聞こえたが、黒い土の中にあるバラバラの手足からは、非常にネガティブなイメージが立ち上ってくる。ひょっとしたら話とは裏腹に、実はいろいろな問題が隠れているのかもしれない。鋭い鎌が黒い土に向けられていることに注目したKさんは、「家を買うということは人生の一大事、そんな大切なことなのに、ちょっと話を聞いただけで急いで判断するのはとても危険ですよ。それより、定住する住まいで一番大切にしたいことを、自分に問いかけてみたらどうですか」と言われた気がした。その通りだ、何十年も住み続けるつもりの家なのだからと、しみじみ思った。 

(2)

経緯 現状
②経緯は「運命の輪」である。Kさんは、ゆっくり回る大きな輪を見て、その物件を見送ることにして、よかったと納得した。営業マンからメリットを聞いて、すぐ飛びつく自分であったら、輪にしがみつく動物のようになっていたかもしれない。自分の直感で物件にピンと来なかったから見送ったのであるが、輪の上で超然としているスフィンクスのように、冷静でいれば、目先のお得感に振り回されることもない。幸運のおかげもあって、結果的に、よき判断ができたのだと思えた。

(3)

経緯 現状 展望
     

③展望に出たのは「星」であった。Kさんは、心が躍った。カードには、ずっと心の中で描いてきた理想像を思い起こさせる光景があったからである。多くの時間を過ごす家だからこそ、自分自身がのびのびできるような清らかな場であってほしい、植物もたくさん育つような土地であってほしいと、願ってきたのである。家族にとっても安らぎの場になるに違いない。このイメージを胸に刻んで、じっくり家探しをしていこうと思った。

アドバイスカードは「月」。Kさんは、明鏡止水の心で、新居を探していくつもりになった。カードにある2つの建物から、新居と実家が思い浮かんだ。実家には、年齢を重ねていく両親がいる。これから、子育てと両親のことも考えていけるような場所であることも大切になっていくであろうと思った。であれば、先日の物件は、やはり縁がなかったのだ。心を切り替えて、未来を向いて行こう。

前回のケーススタディ

(第201回~最新号)

(第82回~第200回)