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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第444回 Zoomでのアロマの分かち合いが行き詰まっている。

Q

Tさんは、Zoomでアロマの分かち合いをしてきたが、コロナによる規制が緩やかになったこともあってか、最近、人が集まらなくなってしまっている。今後どのようなことをしていくとよいのか、タロットに相談することにした。

                                                                                                                                                                                                                            K・Tさん 50代 東京

A

(1)現状
  現状
①現状には「仕事師」が出た。カードを見るなり、Tさんは自分の姿だと思った。この人物は手元にいろいろな道具を並べながら、なお他にも気になるものがあるのか、別の所に視線を向けている。打開策が何かあるはずと思って、模索している自分に見えた。きっと新しい何かが必要なのだろう。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯に出たのは「太陽」。仲間(左側の人物)を招き入れるTさん(右側の人物)の様子がよくあらわれている。これまで、Tさんは、出会いの縁を大切にすることをモットーとし、Zoomを介して参加してくれる人も、直接対面と同じように歓迎し、できるだけ参加者に役立とうとしてきた。参加者の人数に関わりなく同じ姿勢でアロマの分かち合いをするよう心掛けてきたのである。カードは正立で、燦燦と輝く太陽がにっこり微笑んでいるので、自分の分かち合いの姿勢は、これでよかったのだと思った。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「世界」で、Tさんは現状の「仕事師」と親縁が多いことに注目した。中央の人物と現状の仕事師の視線、左手に持つバトン、両カードに登場する四大(「仕事師」のテーブルに並ぶさまざまな道具と「世界」の周囲を取り囲むさまざまな生き物)など、見るほどに親縁が目に飛び込んでくる。その一方で、「世界」の中央の人物は服を身に着けていないし、四大も聖なる生き物となっている。この違いを見て、Tさんは、はっとするところがあった。今まで、分かち合いと言えば、「仕事師」が巧みに道具を扱うように、アロマに関する知識や情報など、すぐに役立ててもらえそうな現実的で具体的なことが多かった。しかし、今後は、もっと参加する人の心に深く響き、その人たちの心の栄養となり、心の成長の契機となるような分かち合いに進化させていく必要があるように思ったのである。実は、心の学びをするようになってから、薄々気づいていたことではあった。Tさんは自分が成長することで、分かち合いも進化させていこうと思った。カードは正立なので、タロットも後押ししていると確信が持てた。

アドバイスカードも「太陽」である。分かち合う人物の後ろにあるレンガのように、参加してくれる人の魂が輝くような分かち合いをめざして積み上げていこうと思った。これができれば、会を主催する自分にとっても参加してくれる人にとっても喜びとなり、自分の活動の原動力になるに違いない。

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