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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第320回 社内の女性社員との交際は、社長として、是か非か

Q.

T氏はアパレルの会社の経営者である。近年のアパレル業界で、しっかり業績を出していくのは、本当に厳しいが、先代から受け継いだ会社が立ち行くよう、T氏は一生懸命頑張っている。業種上、女性の多い会社であるが、最近、T氏は、一人の若手女性社員の存在に注目するようになった。その女子社員は、入社間もないが、何かと行き届き、仕事ができるだけでなく、女性としてもチャーミングである。T氏は、新作の展示会などに彼女を同行した際に、彼女の人柄に触れ、とても魅力を感じた。会社の中では、社長と一社員の関係であるが、T氏は独身であるので、できればプライベートなお付き合いもしてみたいとも思う。社長は会社全体のありかたに責任があり、それぞれ社内での立ち位置もあるので、慎重さが必要であることは十分承知の上で、お付き合いすることを前向きに考えていってもよいのか、タロットに相談することにした。

A・T氏 40代 山梨

A.

(1)
現状

①現状は、「月」が正立で出た。薄暗がりの中で、色の違う2匹の犬が向き合っている。2匹の犬は、自分と彼女をめぐる二つの心の声のように感じられる。彼女とは、仕事の現場で直接関わることは少ないが、出張で展示会などに同行してもらうことは多い。何度か同行してもらううちに、彼女の人柄に魅力を感じ、素敵な女性だと思うようになった。T氏は心の中で、「彼女とは、フィーリングが合う。プライベートで彼女と交流できるようになれば、毎日が楽しく、幸せになれる気がする」という思いが膨らむ一方、「でも、彼女は入社間もない一社員だ。自分は社長なのだから、まず会社のことを考えなければ。プライベートなことに気を取られて、経営が疎かになると大変だ。」と慎重にたしなめる自分もいる。T氏は、二つの思いの間で揺れ動いているのである。

(2)

経緯 現状

②経緯は「節制」 で、T氏は、二つの壺を行き交う水に注目した。一方の壺から他方の壺へ、水は一滴もこぼれることなくすべて注がれ、それが繰り返されていく。彼女の仕事ぶりは、まさにこの通りである。彼女は、社長であるT氏の指示や意向をしっかり受け止めた対応ができ、時には事前に察知して、柔軟に対応してくれる。彼女は、まだベテラン社員ではないのに、こうした対応ができることに、T氏は心を動かされ、彼女に注目するようになったのである。仕事であまりに自然なやり取りができるので、T氏は、ひょっとしたら彼女も自分の存在を意識しているかもしれないとも思った。

(3)

経緯 現状 展望
     

③展望カードは「力」。T氏は、少女がライオンの口を開けている様子に注目した。少女が女性社員なら、ライオンは自分である。すでに今でも、彼女は自分にとって気になる存在になっているが、今後、ますます彼女の魅力に惹かれ、とりこになっていきそうだ。

(4)

経緯 現状 展望
(4)

「節制」の注目カードは「運命の輪」である。40代後半まで独身でいたT氏にとって、その女性社員との出会いは大きな出来事であった。たとえ仕事上の出会いであっても、縁を感じさせる運命的な出会いだったといえる。

(5)

経緯 現状 展望
(4) (5)

⑤「力」の注目カードは「星」で、T氏は、ここでもまた二つの壺が描かれていることに気づいた。「星」の壺の描き方は、「節制」の壺とは違って、それぞれ別々に注がれている。

先程までは、カードを見ながら、彼女と付き合うことに思いが膨らむばかりだったが、「星」の二つの壺を見て、T氏は、恋愛だけでなく、仕事へも今まで以上に精力的に情熱を注ぐことが大切であると思った。二つの壺の水が交じり合っていないように、仕事と恋愛を混同させないことだ。 アドバイスカードは「世界」。中央にいるのはT氏、あるいは彼女だろうか。その周りを取り囲んでいるのは、会社の人たちである。社員は社内で起きていることにすぐ気づくし、いつも見ているものだ。T氏と一社員である彼女がやがて親密になった時、他の社員はどう思うのか、皆ついてきてくれるか、といった視点を持って行動することが、成就の秘訣であると感じた。そのためにも、まずは社長として会社全体に目を配り、その上で、じっくり彼女との付き合いを考え、熟成させていこうと心に決めた。 *この展開には5枚中4枚に水があらわれている。当面は、気持ちの交流を大切にするつもりだ。 前回のケーススタディ
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