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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第262回 自分で自分のやりたいことが実行できないのはなぜか

最新のケーススタディ 2016年7月25日号 掲載

Q. Kさんはいつも不思議い思うことがある。これまでの人生を通して、自分のやりたいことがあっても、思っているだけで自分自身で実行できないことが多かった。そのため、やりたいことがいつも夢で終わってしまう。もしタロットでその原因がつかめれば、人生は急速に変わってゆくだろうと思った。そこでタロットに聞いてみることにした。

T・Kさん 60代 埼玉

A.(1)

現状

現状の「愚者」の逆は、いつも何かに怯え、一歩も前進できない自分自身そのものを表しているかのようだ。後押しする空色の犬も、後ろからついてくる蜂も自分に備わっているとは思えない。

(2)
経緯 現状

経緯の「正義」の逆は自分に甘い姿を現している。やりたいことを実行しようとするとすぐ何らかの困難に直面する。すると、いつも今のままでいいやと、あっさり挑戦を諦めてしまう。この諦めのよさが実行力を妨げているのかもしれない。

(3)
経緯 現状 展望

展望は「宙吊り」。正立だが、この先も手をださずに今のままが続くのかなと思う。

(4)
経緯 現状 展望
 (4)

「愚者」Rの対策カードは、「女帝」となった。明らかにこれは本来のKさんを表している。活発で前向きで社交的な、理想的なKさんである。Kさんがこのような自分を取り戻せば、たちまち実行力がつき、思った通りの自分が実現できる。

(5)
経緯 現状 展望
   
  (4)  (5)

「女帝」の注目カードは「恋人」である。このカードは人間同士のコミュニケーションと天上的な力とのコミュニケーションを表している。このうち天上の力とのコミュニケーションはタロットを使って果たすことができるので、人間同士のコミュニケーション力を向上させなければならない。

(6)
経緯 現状 展望
 
 (6)   (4) (5)

経緯の「正義」Rの対策カードは「神の家」であった。なにごとも一つ一つの積み重ねが大事だが、これまで積み重ねのまえに安易に結果を求めて、結果がでないと直ぐ諦める癖がついていた。ここにKさんの実行力を蝕む原因があるのだ。

アドバイスカードは「審判」である。Kさんの新しい人生がこの原因の自覚とタロットが示唆する対策を実行することから始まる。

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