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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第222回 ネットの積極的活用は今の仕事を発展させるか

最新のケーススタディ 2014年11月10日号 掲載

Q. Iさんは、アメリカに本社を置く、H社の天然のハーブを使用した石鹸やパーソナルケア製品を、自分の店で扱ってきた。創業者夫妻の人柄に惚れ込み、製品の良さが気に入って始めたことなので、Iさんはじっくり製品の良さを伝えることを何よりも大切にしてきた。Iさんが出会ったころ、H社は小さな会社だった。家族的で一体感があり、ほのぼのとした心地よさがあった。しかし、H社はその後どんどん大きくなり、それに合わせて経営方針も変わってきた。H社は、ネット時代にふさわしいアクティブなビジネスモデルを掲げるようになったのである。従来のあり方に共感してきたIさんは、H社の提唱にすんなりついていくことができないでいる。H社とともに、自分も発展していくことを望むなら、自分の意識改革が必要であることは感じているが、ネットにどんどん踏み込むことに抵抗がある。そんな時、H社のスタッフがIさんにぴったりの提案をしてくれた。これならできそうだと思えたIさん。これからのネット活用はうまくいくだろうか。

S・Iさん 50代 東京

A. (1)

 現状
 

「恋人」カードは、最近、Iさんのために、H社のビジネスアドバイザーD氏、S氏が開いてくれたミーティングの様子をあらわしている。心がもやもやしていたIさんは、実は、ミーティングにあまり期待していなかった。形式的な話で終わるだろうと思っていたが、実際には、Iさんの発展のために誠心誠意を尽くした、非常に中身の濃いものだった。カードは正立なので、このミーティングで出された提案はIさんにとってプラスとなるだろう。

(2)
 経緯 現状
   
経緯は「13」が正立で出た。大きな鎌を持って道を切り拓こうとする姿は、Iさんそのものである。Iさんが感じていた通り、意識改革が必要なのだ。カードはIさんに、「自分なりのこだわりにいつまでもしがみついていてはいけない。取引先のH社が発展していくなら、それに合わせて自分の考え方ややり方を変えていく必要がある。」と、ハッパをかける。「13」はガリガリに痩せた姿なので、Iさんにとって意識改革は苦労を伴うかもしれないし、不安が先立つかもしれない。それでも、カードはIさんに思い切って挑戦することを勧めている。

(3)
経緯 現状 展望
   
展望の「悪魔」は、ネット活用を取り入れることで繁盛するIさんの店の様子でもあるし、創業者の妻Mさんと、H社のスタッフ、Iさんが一体となって、事業を推し進めていく姿でもある。信頼の絆が強くなれば、売り上げは向上し、ビジネスの成功に近づいて行けるだろう。創業者夫妻と共有する志のスケールも大きくなるだろう。これはIさんが一番願っていることである。

アドバイスカードは「宙吊り」である。カードはIさんに、発想の転換の必要性を説く。何かをする時、ワンパターンでは、煮詰まってしまう時が必ず来る。敢えて、今までやらなかったことに挑戦してみる柔軟性を持つことが、突破口を開いてくれる。Iさんは信頼する人たちの強力な応援があるのだから、思い切ってやってみようと心が定まった。

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